10.12天満橋駅街宣

大阪都構想の協定書が大阪府・市議会で強行採択され、住民投票の11月1日の実施が決まり、10月12日に告示された。
大阪・市民交流会が継続した取り組みを行っており、この告示日に合わせて、10月12日午後5時から、大阪市中央区の地下鉄及び京阪電車の天満橋駅周辺で、大阪市を廃止し、特別区設置に反対の意思表示を求める街頭宣伝を行い、この呼びかけに50人以上が集まった。
最初に、大阪市民の一人が訴え、長年大阪市に住んでいるが大阪市が無くなるのは情けないことだと訴えた。また、二重行政というが、世界中の国や自治体は業務を分担して、二重にならないように努力しているので、維新の皆さんは今さら何を言っているのか、調整するのは当たり前だと厳しい指摘をした。

 

次いで、平松邦夫元大阪市長が、維新が言う二重行政は、大阪市のWTCと大阪府の臨空ゲートタワービルを二重に建てて無駄だというくらい。これも、大阪府・市等がバブルに踊り建てたもので、二重行政とは関係ないもの。私が市長になって、この後始末を始めたからわかるが、何も知らないで騒いでいるだけと切り捨てた。スピード感というが、数と力で押し切ろうとするだけで、民主主義に程遠いし、公明党が賛成に回ったのも、維新が脅したからだと指摘した。
大阪市民が築き上げた財産のうち、5.5兆円分を大阪府に引き渡すことになっているが、大阪城公園、長居公園、天王寺公園なども入っており、この利用は、市民ではなく大阪府が決めることになる。IR・カジノ、万博会場である夢洲への地下鉄延伸も、カジノ業者の負担が前提だが、業者のMGMリゾーツは18,000人の人員削減で混沌とした状況だと指摘した。
ビラを配っている人には、質問を受けて詳しく説明している場面も見られ、住民の関心の高まりが感じられた。