２０２０年１１月３日

大阪住民投票の勝利を維新政治の終わりにする
　　　　　　　　　　声明　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

社会民主党大阪府連

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　代表　長崎由美子

　１１月１日「大阪市の廃止・特別区の設置」を求める住民投票は僅差ではあったが「反対」が上回り、大阪市は政令市として継続することになった。大阪維新の会の代表松井一郎大阪市長は、２年余の任期の終了をもって政治家を引退する旨を表明し、大阪維新の会の代表辞任を発表した。
　
５年前に決着した住民投票をあろうことかコロナ禍の中で強行し、市民に大きな分断と行政の停滞をもたらした大阪維新の責任は極めて大きい。また勝ち馬に乗ろうと理念も政策も投げ捨て「都構想」賛成に舵を切った公明党の責任もまた極めて大きい。この勝利は良識ある大阪の市民力の勝利であり、大阪においてもまた国政においても政治を大きく転換させていくために社民党は全力で奮闘して行く決意である。
　
今、大阪に求められているものは何かーすべてを競争原理と自己責任にゆだね、公共の力を弱め福祉を切り捨ててきた政治を終焉させることである。公務員バッシングに始まり何でも民営化、IR・カジノの誘致を進める一方で住吉市民病院の統廃合や保健所の機能強化無策による感染蔓延、中小企業助成金の削減を進め市民・府民のくらしを破壊してきた維新政治を完全に終わりにしなければならない。そしてコロナ禍で倒産や失業や生活の不安におののく市民のために、「いのちとくらしを守る政治」をこそ実現しなければならない。
　
社民党は、①非正規労働者に寄り添い格差・貧困の撲滅　②地球環境を守り環境と経済・くらしの両立　③ジェンダー平等、差別のない社会の実現のために今後とも皆様と一緒に奮闘して参ります。
ともに大阪を変えましょう！日本の政治を変えましょう！