冨田市長不信任否決に抗議し、即時市長辞職を求める声明　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　

　2021年4月27日に池田市議会で冨田市長に対する不信任決議が、賛成15名反対7名により否決されました。冨田市長の執務室へのサウナ持ち込みを始め、市職員へのパワハラなど公私混同を極めた行動は、百条委員会での調査で浮き彫りとなり、市長辞職を求める不信任決議が出されました。しかし当初市長辞職提案に賛成していた公明党が、一転し反対したため否決となりました。
　市民からも多くの怒りの声が寄せられ、首長としての責任を果たすことができない冨田市長を、厳しく追及し、不信任決議案の提案にも賛成した公明党が、一転して否決したのは明らかに市民への裏切りであり維新の政治的圧力があったと言わざるを得ません。
　昨年の大阪市廃止住民投票や、大阪府市の一元化条例などで公明党はそれまでの反対を一転賛成に回りました。住民自治が、党利党略により壊されてきたのです。
　そもそも、大阪維新の会から立候補・当選した市長であるから、維新の責任は重大で、不信任に賛成すべき立場にもかかわらず、市議会を解散されれば、維新の議席を失いかねないという市民不在の行動は許されるものではありません。また、コロナ感染拡大の中、大阪市で住民投票を強行したことを忘れたのでしょうか。
　冨田市長の、高齢者コロナ対策後に辞職することの発言も時期も明らかにされず、政治不信を招きながら、責任を先送りにすることは許されません。
　一刻も早い辞職が求められます。市長の虚偽答弁を大阪地検に刑事告発することも、市議会で可決されました。市民の市政への信頼を取り戻すためにも冨田市長の辞職を求めます。

　　　　　　　　　　　　　　　　社民党大阪府連合　代表　長崎由美子