10.31　福島党首　大阪市街宣

 

10月31日午前11時から、大阪市北区の大阪駅・ヨドバシ前を皮切りに、大阪市廃止・特別区設置の住民投票に反対を求める街頭宣伝を、福島瑞穂党首を先頭に社民党大阪府連合として行った。大阪駅前から、難波、天王寺、南森町と回り、最終はメトロ蒲生四丁目京橋駅前に立て続けの行動にもかかわらず、各所で多くの方が集まり、質問や支持等の多くの反応があった。
　今回は、正午から大阪駅前で、市民と野党の共同街頭宣伝をはさみ、市民サイドから、平松邦夫元大阪市長、大阪府保険医協会理事長や弁護士、公明党の支持者が立ち、立憲民主党、日本共産党の各議員と共に、福島党首が訴えを行った。

【写真】街宣車から訴える福島党首　大阪駅前

福島瑞穂党首は、神奈川県は３市が政令市であり、横浜市は県を凌ぐほどの影響力があり、全国２０の政令市で特別区になりたいと言っているのは大阪だけ。自主財源が4分の1くらいになり、地方分権に反する行動はどこもとらない。４つに割るとコストは増え、財源が少ないと住民サービスを削ることになるのは自明の理。大阪市財政局が基準財政需要額の算定で、年218億円増の試算を毎日新聞が報道したことで明確になった。横浜市は、IR・カジノを進める市長リコール運動が起こり、自治体の役割は住民の命と生活を守ることだと訴えた。
　

大椿ゆう子副代表は、住民投票は人気投票ではなく、メリット・デメリットを十分検討して投票してほしいし、今回は長年住む在阪外国人は排除されている。投票したくてもできない人のことも考えて投票してほしいと訴えた。松井市長は、財政局職員に情報を出したことに圧力をかけ、パワハラ体質を露わにした。市内ではコロナ等で生活苦になっている人も多いのに、大阪市は都構想に力を入れるばかり、住民投票をここで強行するのか、住民を分断するのかという問題を指摘した。
　平和と民主主義をともにつくる会・大阪の山川よしやす代表は、二重行政解消ということで住吉市民病院を廃止したが、年500人以上の赤ちゃんが生まれてくる地域の貴重な病院だった。コロナ禍で病床不足の公立病院を潰していた。都構想を検討する法定協議会でも、コスト増になるので、費用試算を出せという要求に対し、試算はないと松井市長らは言っていたがやはりあり、それを隠していたのはとんでもないことだと指摘した。